雷獣・虚(らいじゅう・きょ)
限られた陰陽師のみに遠征が許されると言われる「常夜の境」 さらにその存在が虚ろとなっている「虚空」でのみ現れると言われるあやかし。 上総国で現れたものよりも神格が大幅に上がっており、雷を統べる獣 として十分な威容を放っている。 うつしよで確認される個体よりも強力なものが現れるのは常世の境の 常であるようだが、中でも虚空に現れるものはその差が大きいらしい。
「大多喜村への遠征後、怒られていたのが遠い昔に感じます……守護者 であった雷獣が普通に闊歩している虚空とは、考えているよりもはるかに 危険な場所なのかもしれませんね」
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