赫奕手長(かくやくてなが)
手長は足長と夫婦や兄弟と語られ、各地で目撃されたあやかし。 人のような姿をしているが、腕の長さが1丈や2丈、中には雲にさえ届 くと言われたものも存在したという。 手長が足長に背負われ、海で魚を捕るなど、共に行動する姿もしばし ば目撃されている。
「漁から幽世へ帰る時は、鯖だけ持って行くそうです。あちらでは捕 れないのでしょうか?」
「襲……誰………」
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