野槌(のづち)
遠目には蛇の様だが、口以外には何もなく、硬い鱗を持ったあやかし。 槌にも見えることから野の槌、野槌と呼ばれている。 大きさはそれほどでもないが、古くは精霊とも呼ばれた伝承の長さだけあり、 その力はかなり強力なものとなっている。
しかし野槌の発見例は非常に少なく、実在性を疑われている。 本資料にもある陰陽師からの情報提供によって作成されたが、発見場所に関しては口を濁すばかり。 元精霊であれば、その出現する場所は何かしらの『地霊』との因縁が あるであろう場所ではないかと推測されるが、詳しいことは定かではない。
「野槌は小さく見えますがその体力はかなり高くなっています。 伝承によってあやかしと化したせいか、その鱗の攻撃には沈黙や悪臭、毒など 状態異常が備えられています。普通の攻撃も威力が高い上に物理攻撃に耐性があるので、 十分に注意して相対してください」
「滅多に現れないあやかしがいるらしいぞ。」 先遣隊のコメント通り、その出会いにくさが最大の敵であるあやかし。 運がよければ攻略している道中でひょっこり現れてくれたりもするが、 入って時間いっぱい笛をふかしても一匹も見られない事もザラにある。 イライラせずに根気強く待とう。 レアドロに中勾玉?(武器)があるが、このためだけに探すのはやめた方が良い。
解説ではさも強力なあやかしであるように書かれているが、 出てくるのは常に単体で、かつ耐久力もそこまで高くないので、 ここまで来た陰陽師なら簡単に1ターンで倒せてしまうだろう。
いわゆるツチノコの元になった伝承であり、それでかどうか知らないが、 マップの雰囲気にあまりそぐわないビジュアルがよく癒し扱いされる。 また古事記や日本書紀では、かやのひめの別名という事になっている。 ……ああ、そりゃかわいいわけだ。
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